想定外!?オープン就労転職の精神と身体の違いに愕然


ユーイチの愕然とした転職活動体験談をお話します
私は40代後半で仕事でうつ病になり障害手帳を取得しました。
こうなればオープン就労(障がい者雇用)に転職して末永く働くことを決意しました。
オープン就労は
- 企業が障がいを理解した上で雇用してくれる
- 産業医やカウンセラーがいる場合が多い
- 時短勤務や休みの相談に乗ってくれる
- 誰もが知っている大手企業が多い
などメリットがたくさんあるので、今までよりも働きやすい環境になります。
そこで障がい者転職サイトにどんどん登録し、キャリアアドバイザーの面談の後、求人票に応募しました。
そして驚愕の現実を知ることになります。
私と同じくミドル世代のうつ病でオープン就労に転職活動を希望しているならば、ぜひこの記事を参考にしてください。
私の体験談とアドバイスを記します。
キャリアアドバイザー6社に登録
障がい者専門の転職サイトは大小あわせればそれなりの数があります。
それぞれ得意不得意がありますので、私は出来る限り登録しました。
その数6社です。
登録後の流れはどの会社も基本同じです。
簡単に紹介しますと、
① 担当のキャリアアドバイザーから連絡があり、1時間ほど面談をします。
自分の障がいの事、職歴、今後の流れなどしっかり刷り合わせするわけですね。
② そして、履歴書、職務経歴書、障害についてなど書類を提出後、送られてきた求人票に応募してその返事を待ちます。
最初の絶望
まず例外として先にお伝えすべきことがあります。
あなたがもし輝かしいキャリアをお持ちであったり、引く手あまたのスキル(プログラムなど)をお持ちなら、これから書いていく私の体験談は当てはまらないかもしれません。
むしろそうあってほしいと祈るばかりです。
さて本題に戻しましょう。
障がい者専門転職サイト6社登録し、現在もなお親身に求人票や電話をいただけるのは2社のみです。
さらに2社の中で心底熱心でここまでサポートしてくれるのか!と感動したキャリアアドバイザーは、
です。
もしオープン就労を目指すなら、まず登録をオススメします。
では他の4社は?
- 面談してもそれっきり音沙汰無し
- 「うちではお力になれません」メールのみ
このどちらかです。
第二の絶望
二社のキャリアアドバイザー(つまり私には2人の担当キャリアアドバイザーがついていると言うことです)から送られてくる求人票に基本すべて応募依頼を打診しました。
それはもうどこも一度は聞いたことがある企業ばかりです。
オープン就労ですからお給料は低めとは言え、障がいを理解いただきながらこれほどの企業で末永く働けるなら、まったく問題ないと考えるのが私のスタンスです。
30社以上エントリーし、書類選考を突破したのはわずか1社。
残りはすべてお見送りメールです。
お見送り理由は、ほぼいつもテンプレ通り。
- スキルを活かせる部署が見つからない
- 経験がマッチしない
- 多数の応募がありごめんなさい
- 総合的な判断でごめんなさい
第三の絶望
書類選考を突破した1社ですが、キャリアアドバイザーと面接対策をし、会社の求める人材像や企業情報を教えていただき、さらに企業HPで勉強をしました。
ここまで徹底的に準備したのは新卒のとき以上かもしれません。
そして1次面接です。
web面接でした。
その企業の歴史と提携企業の協力体制を話に盛り込んだところ、面接官はすごく喜ばれていました。
「よく勉強いただきましたね」とお言葉もいただきました。
そして面接が終わり、数日後結果がメールで届きました。
お見送りです。
理由は
評価点
- 下調べを含み、事前準備をしっかりなされていた
- 経験、スキルは問題ない
懸念点
- コミュニケーションでの想いや圧がやや強い
- オフィスと言う閉鎖的な環境で、合わない方がいた場合、双方苦労するのではないかと感じた
この理由をどう解釈するかは、これを読まれているあなた次第です。

私の所感としては、面接ですから誰しもそれなりに想いは込めると思います。
また、オフィス環境や人の合う合わないは、実際いっしょに働いてみないとわからない部分ではないでしょうか。
例えば1週間トライアルしてみるとかは、仕組みとして取り入れるべき部分だと考えます。
悲しき真実、企業が求める障がい者雇用
やるべきことをやって、この結果が現実です。
この間、他のアドバイザーや専門家にいろいろ相談をしました。
その中でうつ病をはじめとする精神の障がい者の不遇さを知りました。
- オープン就労は元々パイが少ない
- 少ない求人に応募が殺到する
- ただでさえ少ないパイの中で「精神障がいの求人は身体障がいのそれより遥かに少ない」
- 精神の採用実績があっても身体障がい者の方が優先度が高い
精神障がい、身体障がい。
同じ障がい者でもこれだけ差があると言う「裏事情」を知ったときは愕然としました。
そしてこうも言われました。
「精神障がいは、長く働けるかわからない。いつどこで不調になったりトラブルを起こすかわからない。
腫れ物に触るあるいは爆弾に触るようなもの。身体障がいであれば最悪、軽作業なら出来る。」
オープン就労企業に求めたいこと
障がい者雇用を取り入れるならば、「法律だから仕方なく・・・」ではなく、障がいのことを勉強して欲しいです。
もっと障がいについて知って欲しいです。
特に、採用職や管理職の方にはぜひ!
うつ病は精神疾患です。
いつ不調になるか、どう付き合えばいいか・・・・わからないことや不安なことが多いことでしょう。
でも少しつっこんで勉強してみてください。
うつ病はストレス要因を避けながらであれば、十分働くことが出来ます。
優しくて真面目で思いやりがあります。
書類選考だけでなく、面接やトライアルを行い、実際の姿を評価してください。
それがオープン就労を実施する企業のあるべき姿ではないでしょうか。
これからオープン就労転職を目指すあなたに
私の体験談を書いてきました。
ただ単に私の年齢やスキルの無さが理由でお見送りになっただけかもしれません。
反面、精神障がい者雇用のお話もまたプロから聞いたので真実なのでしょう(真実ではないことを望みますが)。
それでも!
オープン就労でこの先転職して長く働くことはステキな選択肢と言えます。
パイの少ない現状で少しでも内定の確立を上げるアドバイスとしては、
- 障がい者専門転職サイトに登録する
- 自分のキャリアアドバイザーをつける
- 長期戦を覚悟する
- 長期戦と言う事は出来るだけ早く転職活動を始める
※障がい者専門転職サイトは探せばたくさんありますが、下記サイトだけでもまずは十分です。
私をここまで熱心に導いてくれた本気のキャリアアドバイザーですから。
諦めずに、私の悲しい体験談を踏み台にして成功を勝ち取ってくださいね。

あなたが相当なスキルやキャリアをお持ちでも、キャリアアドバイザーを通すべきですよ

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