恐怖!うつ病の転職大失敗の末路

仕事でうつ病になってしまうことは現代の日本では珍しくありません。
私も会社でうつ病となったひとりです。

  • ストレス
  • 残業
  • 通勤
  • ノルマ
  • パワハラ、モラハラ
  • 人間関係

なんと言う生きにくい社会なのでしょう!
挙げれば要因は際限なく出てきます。

仕事が原因でうつ病になった場合、とるべきベストな対処法は

  • 休む(休職、有給)!
  • 辞める!
  • 転職する!

大きくこの3つになりますよね。
共通するのは、その環境から「逃げる」ことです。

かつて私は

「もうこんな会社で働くのは無理ッ!!!!」
「気が狂う!定年まで生きていけない!!!」

そんな追い込まれた気持ちで「転職」を選びました。
ただし、うつ病の転職は注意が必要なのですが、私はそれを知りませんでした。
結果、私の焦った転職はうつ病を悪化させ、結局わずか1ヶ月で退職と言う悲しい結末で終わりました。

逆襲の障害シャア ユーイチ

これから私の実際やってしまった事例と原因をお話します。
私と同じ過ちをしないでくださいね。

転職大失敗の理由

結論から言います。

知識武装が皆無だったからです。
(もちろん焦っていた、と言う理由もありますが。)

どんな知識が無かったかと言えば、

  1. うつ病は環境の変化に弱い
  2. うつ病は自分で治ったと思っても実はくすぶっている
  3. うつ病はぶり返したら悪化する
  4. オープン就労の存在

当時の私はこれらすべて知りませんでした。

うつ病生活は本当に「知識」が最重要です。
知識がないと、生活が楽になる助成が受けられない、うつ病が悪化するなど不利をこうむります。
私のブログでは口酸っぱく「知識武装を身につける」を提言しています。
生きていくために、後悔しないために、このブログで知識武装を身につけてください!

知識が無かったことでどうなった?

では私が焦って転職した結果、どうなってしまったのかを先ほどの知識から紐解いていきましょう。

1.うつ病は環境の変化に弱い
うつ病になった仕事はデスクワークで転職先は製造系です。
畑違いですが、過去に製造の経験もあったので「大丈夫だ」と判断しました。
が、ふたを開けてみてビックリ。

  • 人の出入りの多さ
  • 窓がなく閉鎖空間
  • 鳴り続ける機械の音
  • 新しい人間関係

このような環境の変化で、転職1週間で私は仕事が出来る状態ではなくなりました。

2.うつ病は自分で治ったと思っても実はくすぶっている
私は転職前、2ヶ月休んでいました。
仕事から一切離れてじっくり休んでいたせいか、とても気分が良かったのです。

「ああ、もうほとんど回復した」と思いました。

しかし、うつ病は心の奥底で潜んでいました。
先ほどもお話したとおり、転職1週間でうつ病の症状が復活です。

3.うつ病はぶり返したら悪化する
それからと言うものみるみるうつ病が悪化!
立っていられなくなるくらい心と身体のバランスが狂ってしまいました。
挙句、強烈な不眠に襲われ、5日間眠れない地獄を味わいました。

4.オープン就労の存在
つまり、障がい者雇用ですね。
障害手帳が必要になりますが、当時の私はまだ持っていませんでした。

しかしオープン就労の知識があれば、無理やり転職することは無かったでしょう。
手帳取得まで休むなど、他の方法をとっていたかもしれません。

焦る前に4つの判断材料で吟味!

会社でうつ病になれば、環境を変えるべく転職を考えることは至極まっとうです。

転職が難しいミドル世代ならば、内定が出ればこのチャンスを逃すまいと多少無理してでも転職を決めることでしょう。
私が完全にそのタイプでした。

どうしても急いで転職したい!のであれば次の4つを判断材料にしてください。

  1. 見学や体験をさせてもらう
  2. 良かった点、気になる点を書き出す
  3. 第三者の意見をもらい総合的に判断する
  4. 自分の勘を信じる

1と2は内定を受理する前に必須事項です。
3は1と2を自分の一方的な意見だけでなく冷静に第三者に判断してもらいます。
そして総合的な判断を4を盛り込み自分で決めましょう。

「自分の勘」だなんて抽象的な!と思われるかもしれません。
でもこれ、とても大事な要素です。

実際にその会社を選ぶのも働くのもあなた自身です。
そんなあなたが面接、見学、体験で社内の雰囲気や従業員の言動など「違和感」を感じたならば、そこに転職するのは危険なシグナルかもしれません。

実際、私は見学や体験させていただいた時に「違和感」を感じました。
面接と違う仕事や従業員の引っかかる言葉など、些細なことです。
社内の壁に「忍耐」と書かれた紙が貼ってあったのも違和感です。

「あれ、ヤバイかな?」と言う直感がよぎりましたが、「まあこの程度大丈夫でしょう」と無理やり転職を決めて地獄を垣間見たわけです。

「あの時、自分の直感を信じていれば・・・」と後悔しても時すでに遅し、なのです。

自分の直感、信じてくださいね!

まとめ!うつ病の転職極意!!

それはズバリ「焦らない」「知識武装を身につける」です。

オープン就労でもクローズ就労でも、まずあなた自身が「今働ける状態なのか」を見極めてください。
場合によっては休むことこそ最優先事項かもしれません。

また、転職して働けるならば、内定が出た会社の雰囲気や社員の様子を吟味してください。
なにか違和感を感じるなら危険信号の可能性があります。
そして家族や友人の意見を参考に最終的に転職するかどうか判断しても遅くはないでしょう。

もしすでに障害手帳を取得してオープン就労を目指すならば、プロのキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めてください。
今の自分に合った働き方って?・・・そんな相談もしっかり乗ってくれますよ。

参考:私にとって数ある障がい者転職サポートサイトでもっとも熱心だった会社です。
  ↓↓

アットジーピー【atGP】
逆襲の障がいシャア ユーイチ 

うつ病になった会社から転職することは英断です。
だからこそ、私のように失敗や後悔はして欲しくないのです。
ステキな新しいスタートを切ってくださいね!