深キョンまでも!?適応障害とうつ病は違うの?

2021年5月。

深キョンこと深田恭子さんが適応障害で休業のニュースが流れました。
お仕事はキャンセルになりますので、新作ドラマも降板が決まりました。
この一報が流れたとき、ファンも業界も騒然としました。

深田さんは長年、芸能界第一線で活躍の女優さんです。
いつまでも美しく愛らしく清楚なイメージで支持層も厚い方です。
もちらん私もファンの一人です。

そんないつも元気で明るいイメージの深田さんでさえも適応障害の診断が出たわけです。
おそらくはずいぶんと以前からストレスや我慢が重なっていたのでしょう。

そんな適応障害ですが、うつ病と状況が似ていると思われる方も多いと思います。
今回はいったい何が違うのかをわかりやすく説明していきます。

逆襲の障がいシャア ユーイチ

また、あなたやあなたの身近の大切な人が心の疲れを感じているなら、どう判断すべきかもお話していきます。

どちらも発端は同じ

適応障害もうつ病もその起因となる部分は同じです。
そう、ストレスですね。

  • 仕事
  • 学校
  • 環境
  • 人間関係

原因は人それぞれですが、ストレスに晒され続け限界が来たときに起きる病気です。
今回、深田さんの場合は周りから見てもかなり疲弊した状況だったそうです。

  • ひどく痩せていた
  • 目の置くが笑っていない
  • イチゴを食べるシーンで落としてしまった
  • 動作がゆっくりだった

コロナという特殊な社会情勢です。
仕事面だけでなく、私生活でも悩みやストレスがあったのかもしれませんね。

違いは大きく2つ

適応障害

1)ストレスから離れて休養すれば良くなります。

2)ストレスから離れていれば、楽しいことや好きなことが楽しめます。

うつ病

1)ストレスから離れて休養してもすぐに良くならず薬による治療を続ける必要があります。

2)ストレスから離れても、好きなことも楽しいことも何も出来ず落ちこんだ状態が続きます。

この特徴から、うつ病の状態の方がなかなか厄介と言えますね

自分はどちらの病気?

結論から言えば、自己判断は禁物です。

適応障害とうつ病は似て非なる病気です。
このカテゴリーを正しく見極めて診断、治療をしていくには専門医の判断に委ねるしかありません。

大切なのは、「心の状態が最近不安定だな」など違和感を少しでも感じたら診療内科や精神科で診察を受けることです。

早期発見であればあるほど回復の早さを見込めます。
社会復帰も早いです。

これが遅れてうつ病の進行が進んでいる場合、苦しい症状も長く続いてしまいます。
治療も大変ですし時間もかかります。
社会復帰もこれまた時間がかかります。

心の病気は恥ずかしくない

過去、有名人で適応障害をオープンした方と言えば、

  • 中元日芽香さん
  • 田村亮さん
  • 石橋蛍さん

また、うつ病で言えば、名倉潤さんの公表は記憶に新しいですね。
古くは高島忠夫さんが有名でしょうか。
当時、このニュースを聞いたとき、学生時代の私でもかなり驚いたことを今でも覚えています。

芸能人の皆さんは華やかな舞台で輝いて見えますが、その裏では相当なストレス環境下で仕事をされているのでしょう。
普段テレビでしか知らない私たちでは想像もつかないストレスの世界と言えます。

とは言え、一般人の私たちも芸能人とストレス環境は変わりません。
芸能人には芸能人の、私たちには私たちの過酷なストレスの世界はあるのです。

あらゆる人が心を病んで当然の世の中で生活をしています。
適応障害やうつ病になっても恥ずかしいことはありません。

正直、こんなストレス社会の構造がよっぽどおかしいのです。

まとめ

大切なことは2つです。

1)心に違和感を感じたら、迷わずすぐ病院に行く。
2)適応障害やうつ病と判断されたら休む!ストレスの原因から離れる!

中期、長期に休むことは勇気が要ります。

会社勤めなら復職できるか、転職できるか、不安になります。
休んでいる間は収入がなくなります。

しかし、しっかり休むことこそ、心の病の最善薬です。
先生の診療、お薬、休む、はセットなのです。

どれだけ休むべきかは先生の判断を仰いで相談してみましょう。
障がい者手帳、障害年金などあらゆる行政のお役立ち制度を取り入れましょう。

今回、深田さんは休業しました。
先生の診断、事務所(会社)の判断、本人の判断、全てが揃っての決断だと思います。
おそらくは将来振り返ったとき、英断だと感じることでしょう。

うつ病ではなく適応障害の診断結果ですから、しばらくお休みすればきっと変わらぬ笑顔で復帰してくれる日が来ると信じています。
深田さんの笑顔が見られる日を待っています。

逆襲の障がいシャア ユーイチ

深田さんだけでなく、同じ病気の皆さんも無理せずゆっくり休んでください。
どうぞお大事に!