【実感レポート】うつ病や不眠症に「手のひらを太陽に」は効果あるの?

睡眠は心の健康管理に欠かせない存在です。
不眠はもちろん睡眠の質の悪化はうつ病の要因といわれています。
逆にうつ病から不眠に陥ることもあります。
私の場合は後者でした。
抑うつ状態で心も身体も疲弊しきっているのに追い討ちをかけるようにまったく眠れなくなりました。
アンハッピーセットが毎日続く地獄の日々です。
そうです。
うつ病と不眠は関連性がとても高いのです。
私は病院で診察を受けお薬を頂く前はいろいろ民間療法を試しました。
そのひとつが・・・
日光浴
実はコレ、民間療法というよりは医学的にも根拠が成り立っている家庭医学と言った方が正解かもしれません。

なぜ日光浴が良いのか、実際私がやってみてどうだったか。
説明していきますね。
日光浴のベストなタイミングは?
ズバリ、午前中です。
朝起きたらまず日光浴、このような習慣が継続にも繋がりやすいでしょう。
朝日を浴びる詳細な理由は後ほど説明しますが、簡単に言えば
- ビタミンD
- セロトニン
- 体内時計
が関係してきます。
日光浴のやり方は?
15分程度で大丈夫です。
真夏の暑さや紫外線には気をつけましょう。
日光浴と言っても海岸やプールサイドのように寝そべってじっくり浴びる、なんて必要はありません。
手のひらを日光にあてれば十分です。
元気玉を貯めるように頭上に手のひらを掲げてもちょっとかっこいい・・・かも!?
(15分腕をあげっぱなしはキツそうですが。)
日光浴はなぜ良いのか
大きく2つ挙げることが出来ます。
1)気分を安定させるセロトニンの生成
日光浴はストレス改善、予防などいろいろ効果が報告されています。
重要要因は体内でビタミンDの生成です。
ビタミンDは食事では摂取困難で不足しがちです。
日光浴によって皮膚からビタミンDを生成できます
あとはサプリがありますが、日光浴なら無料ですよ!
このビタミンDはセロトニンのレベルを改善する働きがあります。
セロトニンは神経伝達物質のひとつで別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
ドーパミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)など精神を整える働きをします。
うつ病はこのセロトニン不足が指摘されます。
セロトニン分泌を促しストレス軽減のため、朝日を浴びることは有効なんですね。
余談ですが、ビタミンDは骨の強化も有名です。
カルシウムの吸収を促進してくれるからです。
2)体内時計のリセット
日光浴によってメラトニンが生成されます。
これは、脳内の睡眠誘発物質のことで、メラトニンが増えると眠くなる性質があります。
睡眠に大きな関係があるわけですね。
不眠症は睡眠リズムを整えることが大切です。
人間の体内時計は25時間周期といわれています。
と言う事は、朝起きてメラトニンを増やし夜眠くなるように仕向けることがポイントになります。
つまり、朝日を浴びることが睡眠にも効率的と言えますね。
脳に、「朝だ!目覚めて活動するぞ!!」「夜だ!ぐっすり眠るぞ!!」とプログラミングするイメージです。
やってみてどうなった!?
心療内科に通う前、2週間ほど朝日を浴び続けました。
結果。
抑うつ状態、不眠、どちらも改善無し、でした。
私の感想ですが、日光浴だけでうつ病や不眠症を治そうとする考え方がNGなのです。
メンタルクリニックで診察を受け、お薬で治療をしていく中で、そのサポートとして日光浴はベリーグッドだと思います。
また、健常者であればうつ病にならないよう日頃の予防のために朝日を浴びることは有効です。
朝日を浴びることによるセロトニンや体内時計の調整など重要な役割があることは医学的にも認められています。
治療のサポート、日頃の予防として活用するのが正解と実感しました。

私は現在お薬を飲みながら治療をしています。
日光浴は「絶対やらなきゃ!」の縛りをせず、気が向いたときに行うようにしています。

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