うつ病の辛いこと2位「金欠」を抑えて1位になったのは・・・!

うつ病になるといろいろな面で「辛い」ことが多いですよね。
今回、実際に私自身が苦しんだうつ病の「辛い」をランキング形式にしてみました。
- こんな辛さは私だけ?
- うつ病になるとどんな苦しさがあるの?
見方はいろいろあると思いますが、うつ病の辛さと私の体験談を知っていただき、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

うつ病で辛い思いをしないための私の考えも載せましたよ。
うつ病の「辛い」ランキング
9位 匂いに敏感になる
特に食べ物の匂いが気になって食欲が一気に失せます。
私は油の匂いが受け付けなくなりました。
キッチンで妻が料理を始めると即座に匂いで気分が悪くなります。
炒め物、チャーハンも食べられませんね。
8位 趣味がなくなる
元々たいした趣味は持っていませんが、ゲームやテレビが大好きだったのにまったく面白く感じなくなりました。
テレビを見よう、ゲームで遊ぼうと言う気力がまず出ないのです。
健常の頃を考えると、これだけでも我ながら人が変わったようです。
7位 体調不良
- 動悸
- 脂汗
- そわそわ
- 吐き気
- 腹痛
- 頭痛
これらが複数合わさって症状が出ます。
突発的なものもあれば、慢性的なものもあります。
自分が自分でないような感覚です。
なぜなら、こういった症状は今まで体験したことがありませんから。
これが毎日襲ってくるのはもはや拷問です。
6位 不安
健常の頃なら「そんなこと今考えたって仕方ないじゃん」と言ったことを死ぬほど不安に感じて泣き狂いたくなります。
中でも私が一番苦しんだ不安要素は
老後ひとりきりになって生きていけるだろうか
です。
なってみなければわからない、なるようになる、と言った考え方が出来ずリアルに落ち込んでしまいます。
5位 不眠
体調不良に似ているかもしれませんが、不眠は本当に辛いです。
眠れない、寝付いてもすぐ覚醒してしまい眠れなくなってしまう。
これが1週間も続けば気が狂いそうになります。
夜が怖い、布団が怖い、そんな思いを抱くようになります。
なお、睡眠薬を服用するようになるまでは、あらゆる民間療法やサプリを試しましたが何の効果もありませんでした。
4位 生きる気力がない
体調も悪い、趣味もなくなり、眠れない・・・これが続けばもう何も考えられなくなり生きる気力なんてなくなってしまいます。
明日がイヤだ、1時間後がイヤだ、1分1秒がイヤだ、となります。
3位 覚えられない
記憶力、注意力、集中力が皆無になります。
ちょっとでも長い話や難しい話は理解できません。
会話も単語が思い出せなくなり、まともに出来ない場面が増えます。
ボーっとしてしまうので、外歩いていると車に気がつかず危険な場面もしばしば、です。
慣れ親しんだカーナビや地図も読めなくなります。
2位 金欠
休職してからが顕著になります。
仕事が出来ないので給料がなくなります。
傷病手当があるにせよ、足りるわけがありません。
貯金はあっという間に底をつき、毎日の生活をどう生きていくかが怖くなります。
なお、医療費は自立支援制度や障害手帳があるのでカバーできます。
1位 仕事がしたくなくなる
これが地味に辛いです。
いろいろな支援があっても、毎日の生活や将来を考えれば働いて給料を得る必要があります。
そして少しずつでも貯金をしていかなければ老後が大変です。
でも仕事をする気力が出ないのです。
- うつ病の原因であるパワハラで自信も壊されています。
- 生活の気力もなければ体調も良くありません。
- もう失敗できない!と言うプレッシャー。
- 環境が変わる、人間関係が上手くできるかの不安。
少しでも働くことを考えると動機がひどくなり前進することが出来ません。
こうならないために!
私のうつ病の「辛い」体験をまとめてみましたが、どう感じましたか。
うつ病は肉体も精神も蝕みます。
しかも長いお付き合いになる病気です。
では、私のようにならないためにはどうすればいいか・・・
答えは簡単で
「うつ病にならないこと」です。
いやいやいや、と思われるかもしれませんが、これが真理です。
その為に少しでも不調と思ったらメンタルクリニックで診察を受けて欲しいのです。
「辛い」環境と思うなら離れて欲しいのです。
仕事なら休職も全然ありです。
とにかく自分のSOSに素直に従うことが大切です。
もしすでにうつ病になってしまったのなら、早期発見早期治療が鉄則です。
しっかり主治医の治療手順に従ってください。
お薬もビビる事はありません。
用量用法を守れば心強い見方です。
私はずっと我慢して初診を受けるのが遅れました。
投薬も拒み、休職も拒み、これらも遅れて取り入れました。
結果、ランキングのようになってしまったのです。
もっと早く病院で診察を受け、先生の指示通りにしておけば、とずっと後悔しています。
私の行動を反面教師にしてもらえれば本当に幸いです。

もう一度言いますが、うつ病は早期発見早期治療が鉄則です。
メンクリは今や当たり前の病院ですから、恥ずかしがらずに通いましょう。

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