【新たな試み】トリンテリックスパワーアップ計画!

私にとって抗うつ薬は色々試した中でもトリンテリックスが一番相性がよく、長きに渡り服用しています。
このお薬を紹介してくれた主治医には感謝しかありません。

※トリンテリックスの素晴らしさについてはこちらを参考にしてください。
【実感レポート】トリンテリックスを試してみた!
我が相棒トリンテリックス、用量増えました

そんなトリンテリックスですが、うつが本当にひどい時期はMAX用量を処方しても通用しなくなりました。
トリンテリックス以外にも頓服薬もMAX服用しても落ち込むばかりです。

とある診察のときに現状を半泣きでお話したところ主治医から新たな施策を提案されました。
最初は「ああ、トリンテリックスよりもっと強力な抗うつ薬に変わるのかな」と顔面蒼白になりましたが、違っていました。

先生の提案は「トリンテリックスと一緒にエベリファイと言うお薬を一緒に飲んでみませんか」でした。
エビリファイを補助薬とすることでトリンテリックスをより効果的かつ長持ちさせると言うものです。

トリンテリックスに変更なしとのことですし、エビリファイに依存性も無いとの事で試してみることにしました。
実際どうなったか、私の実体験の感想を記したいと思います。

逆襲の障がいシャア ユーイチ

お薬にもこんな使い方があるんだ!と言う事を知ってもらえたら嬉しいです

エビリファイってなんだ??

アリピプラゾールと言う大塚製薬が開発したお薬です。
日本では2006年、エビリファイという商品名で発売開始となりました。
なかなか歴史あるお薬です。

実は主に総合失調症に用いられるお薬なのですが、双極性障害における躁症状の改善にも適していることがわかり活用されるようになりました。
その後、うつ病にも適用されるようになりました
精神面の病気において、なかなか万能な働きをしてくれるようですね。

上記のことからエビリファイの働きとして

  • 気持ちの高ぶりや不安感を沈める
  • 停滞した心身の活動の改善

が挙げられます。

そしてエビリファイにはもうひとつ、活用の特徴があります。
それは、普段の抗うつ薬では効果がいまひとつな場合に補助的に用いることです。

抗うつ薬に足りない「ドーパミン神経伝達の低下を改善する作用」をエビリファイで助けてあげると言う考え方です。
つまり、トリンテリックスと一緒に服用することで、うつ状態や落ち込みをより改善し、長く持続させていくというものです。

私の実感は・・・!

ズバリ、エビリファイがあると無いとではかなり違うと感じました。
もしかしたらプラシーボ効果も作用しているかもしれませんが、一番感じたのは落ち込む度合いが低くなりました。

言葉を変えれば、頓服薬を飲まない日が格段に増えました

現状、トリンテリックスとエビリファイのW服用を続けています。
私にとってトリンテリックスパワーアップ計画は大成功です。

欠点はあるの?

私個人の体感ですが、欠点はあります。

と言うのも、ひどいうつ状態でも日によっては気分の良いときもあります。
こういった日にトリンテリックスとエビリファイのW服用をすると動悸が激しくなる実感があります。

先生からはトリンテリックスとエビリファイの量の調整はOKと言われているので、気分によって減薬はすべきかと思いました。

まとめ

一言でうつ病と言っても、原因や症状は人それぞれです。
しかも日によって容態も大きく変わります。
特定のお薬で落ち着かないこともしばしばあることは仕方が無いのかもしれません。

であれば、定期的に病院に通い、主治医に些細なことでも現状を正直にお話しすることが大切だと思います。
何も恥ずかしいことではありませんし、とって食われるわけでもありません。
正直に話すことで先生もあなたにとってベストな次の一手を考えてくれます。

今回のような提案も私が事細かに話さなければ出てこなかったことでしょう。
もし、今服用している抗うつ薬に疑問があれば、細かく状況を説明してみてはいかがでしょうか。
今回の事例以外の方法も提案してくれる可能性は十分あると思います。

あなたにあった最良の一手を先生と模索してみてくださいね。

逆襲の障がいシャア ユーイチ

主治医は二人三脚で治療していく大切なパートナーと考えましょう